『塩狩峠』[ 母 ]38 信夫は変な心持ちがし……

信夫は変な心持ちがした。長い間死んだとばかり思っていた母が、自分の手を握り、ものを言っているのがふしぎだった。 〈作品本文の凡例〉https://www.miura-text.com/?p=2463